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zoom RSS 古代の朝鮮半島

<<   作成日時 : 2016/12/15 23:31   >>

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 朝鮮半島はユーラシア大陸の東端に舌状に突き出た半島、東経 125〜130度、北緯 35度付近に位置し総面積 22万 km2 の小半島である。 ユーラシア・プレートに乗るこの半島は古く、5億年以上前の先カンブリア紀には既に安定的な地層の骨格が出来ていた。 だが、この陸地が 2千万年前の日本海の拡大期 にどの様に係わっていたかは未だ未解明である。 朝鮮半島は地震の頻度は少ないが決して皆無ではない、特に太白山脈や小白山脈周辺には断層が散見されている。 火山も南部の済州島と北端の白頭山は共に活火山であり、特に白頭山は何時噴火してもおかしくない状態の火山である。 ...総じて東アジアの地形は西高東低であるが、この半島も例外ではなく北東部には長白山脈や太白山脈が連なり、対する南西側にはピョンヤンやソウルを中心とする平地や低山地帯が広がる。

 この半島に人が住み着いたのは何時頃なのか? アフリカを出立したホモサピエンスはユーラシア大陸各地へと散って行ったが、彼らが南回り 或いは北回りで東アジアに辿り着いたのは凡そ 4〜5 万年前と推定される。 ... 朝鮮半島の西岸沿いには世界遺産に指定された支石墓が点在する。 支石墓とは 複数の石柱の上に盤状の巨石を載せた墳墓で、当初は土で覆われていたと考えられる。 支石墓の遺跡は世界各地に残るが、アジアでは南インドから〜東南アジア〜中国大陸沿岸部〜朝鮮半島西岸〜日本では長崎県南島原市・福岡県前原市に残っている。 しかし、どの種族が何時頃に造ったのかは不明。 ただ先住民の墳墓であるのは確かである。 ... これら石造物は初期の人類の墳墓遺跡であるが、実は九州に在る支石墓の制作年代は意外に新しく縄文晩期の作とされている、この部分は再調査の必要が有るかと思う。

 古代中国ではBC 770年に 「西周」が滅び、春秋時代に入ると政情は不安定となり、漢族や北方民族は朝鮮半島や遼東半島へと移住した。 BC 202年には 「前漢」が建国、BC108年に武帝は朝鮮半島の 「衛氏朝鮮を攻略して、半島の北部から中部に掛けて玄免郡 (鴨緑江の両岸)、楽浪郡 (ピョンヤン付近)、真番郡 (大邱、光州)、臨屯郡 (半島東部) の四郡を設置した。 しかし、AD8年には前漢は滅亡、その後に興った 「後漢」 もAD 220年には滅亡、だが四郡中楽浪郡だけは残っていた。 そこに再び 遼東半島の軍閥の 「公孫氏」 が侵入して来て楽浪郡を領有し、続いて現在のソウル付近に帯方郡を置いた。 公孫氏が滅亡すると、今度は大陸から 「魏」が攻めて来てこの二郡を領有した。 この頃の朝鮮半島は正に古代中国の領土の様相を呈していたが、日本は未だ卑弥呼が統治する 「邪馬台国」の時代だった。

 紀元前から、朝鮮半島の東部と南部には、@ シベリアから南下して来た騎馬民族系のワイ人、A 中部シベリア方面から南下して来た韓人、B 日本列島から渡った縄文時代の倭人... 等が少人数づつ各所に分散して住んでいた、当然ながら其処には未だ国家などは無かった。 だが3世紀に入り中国大陸が三国時代に突入すると、朝鮮半島の南部にも動きがあり 馬韓・辰韓・弁韓の独立国家が初めて誕生した。 3世紀末に 「西晉」 の力が衰えると早速、中国東北部にあった騎馬民族国家の高句麗が半島にも侵入して来て楽浪・帯方の二郡と東部のワイ人の居住地を奪い朝鮮半島の北 2/3 を領有した。 4世紀になると南部の三つの小国は夫々に百済・新羅・加那へと成長して、この後は、高句麗・百済・新羅・加那に倭国も加わって抗争が続いたが、7世紀後半に至り新羅が朝鮮半島全体を制圧して統一国家を創った。 当時の日本 (大和朝廷) は、大陸の先進文化を取り入れる為の前進基地として朝鮮半島の政変に介入してきたが、7世紀以降は遣隋使を日本から直接 隋に派遣して先進文化を取り入れる様にして方針を変えていく。

 最近、朝鮮民族の Gm (ガンマー・マーカー) 遺伝子のパターンは日本民族と中国北部の漢民族の中間値を示すコトが解ってきた。 人類遺伝学の専門家は、朝鮮民族は基本的には日本民族と同じ北方系蒙古族の Gm 遺伝子パターンを持つが、現実には長期に亘り 漢民族による影響を大きく 受けていると云う。 この限りでは、韓民族は漢民族との混血度が高い民族と云う訳だ。 朝鮮半島では10 世紀に初めて統一国家・高麗 が誕生したが、それ以前の朝鮮半島には 漢民族や北方系民族が随時侵入して来ては各地に勝手に国家を創ったり、或いは朝鮮半島自体を属国にしてきた。 この結果、各民族間同士の同化と混血が進んだのではと推測されている。

 参考書 :
武満誠   地形で読み解く世界史の謎  PHP文庫
松木秀雄  日本人は何処からきたか  NHK books

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