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zoom RSS 地底の不思議

<<   作成日時 : 2017/03/31 22:30   >>

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 最近、世界で八つ目の大陸が確認された、それは海底 1000〜1500m に水没している大陸 「ジーランディア」 である。 間もなく国際プロジェクトによる本格的調査が始まる。 地球の誕生以来、地上では大陸の離合集散が繰り返された。 今回調査されるジーランディア大陸は、1億1千万年前にゴンドワナ大陸から分かれ 8500万年前に南極大陸やオーストラリア大陸とも別れて 1人東方に進み、オーストラリアの南東に水没している幻の大陸である。 推定では大きさはオーストラリア大陸の 40%で、その 94%部分は今なお海中にあり、海上に顔を出しているのはニュージランドとニューカレドニアの 6%部分と云う。 海に沈むこの大陸は、比較的比重の軽い大陸性岩石からなる地塊であり、薄い玄武岩からなる海洋底地殻とは異なる。 移動した先で一度は海中に沈んだ大陸ではあるが、現在は再び隆起中とある。 何故このジーランディアは水没したのか、地球科学による解明が待たれる。

 地球の中は一体どの様になっているのか。 地球の半径は 6400 km 。 これに対して表層の大陸の地殻の厚さは 30〜50 km、一方の海洋底の地殻の厚さは 5〜7 km、地殻のその下には上部マントル (主にカンラン岩) がある。 この上部マントルの上層部分と地殻の層が一体化したのが 「プレート」 である。 プレートの厚さは 100 kmとされるが、更にその下には上部マントルの残り部分と下部マントルが有り、その厚さは 2900 km。 ... 地球の中心迄へは未だまだ遠い。 過去に 人類が地中に向けて掘削した深さは、最深でも僅か 12 km余。 宇宙や海に比べて地底の探索は遅れている、いま最も急がれるのは地球の地下深くの解明と思うが如何か...。

 「日本沈没」 と云う小説があった、読者は皆 この国に住む民族の行く末を案じたものだ。 ... 小説は 1960年代から漸く認知され始めた プレートテクノニクス理論に沿って書かれた科学小説であったが、陸地が沈没する場面は条件さえ整えば実際に起こりうるコトを我々に教えてくれた。 現に我が国には二つのプレートが東側から列島の下に沈み込んでいる。 だが或る時 突然にプレートの進む方向が変わってしまうと、またまた大変なコトになる。 実際に、フィリピン海プレートは 4千万年前までは北方へと進んでいた、それが現在は年に 6p の速さで北西に向けて進み日本の下に潜り込んで、結果的に列島の屋台骨を支えている。 ... プレートテクトニクスとは地球を覆う 15枚の岩板が、対流するマントルに乗って移動するコト。 その為にプレートの境界部では地殻の変動 (火山・地震等) が起きやすい地域とされている。

 関東平野の地下も他人事ではない。 我々は地下水の過剰汲み上げによる地盤沈下には対応できるが、地球の構造的原因に起因する沈下には対応できない。 関東平野の特に中南部の地下では、...東京の山間部から神奈川の大部分と千葉の南部に掛けては四万十帯が、埼玉の山間部から東京の市・区部、千葉の北部に掛けては秩父帯が、群馬の南部から埼玉の中央部、千葉の北西部に掛けては三波川帯が、更に埼玉東部から千葉の北西部には部分的だが領家帯が確認されている。 関東平野は、西方は糸魚川・静岡構造線に、東方は棚倉構造線に、北東部は上越・足尾帯に遮られた大きなフォッサマグナの中にある。 ... 基盤岩の三波川帯は、2006年・産総研により埼玉県岩槻の地下 3510 m 地点で発見されたが、発表では 2860 m までは堆積岩でその下に火成岩と基盤岩が確認されたとある。 然も この地下深部に伏在する基板岩は半地溝 (ハーフクラーベン) 現象によって起伏が不規則で、埼玉県の鴻巣ー川越ー朝霞間の反射法地震波探査記録では 2〜5 km 程の起伏の存在が浮き彫りになっている。 推定では関東平野の地下構造は、表層を除く最上部の堆積層 (上総・下総層群) は 3000万年前以降に堆積した層厚 1 km の地層であり、その下部には 1000〜1500万年間に堆積した層厚 2 km の堆積層が、更にその下には 1500〜1650万年の間に半地溝や地溝の間を埋めた堆積物があって、最下部に問題になった基盤岩が伏在している。 関東の地下を震源とする地震のタイプが一定でないのは、当地の複雑な地下構造に「原因が有る。

 ピサの斜塔の地下はどの様になっているのか?  イタリア中部の都市ピサは、ティレニア海に注ぐアルノ川河口にある古都である。 市内のピサ地区のドウオモ広場には、洗礼堂、大聖堂、鐘楼、美術館等が並んでいる。 この内の鐘楼がピサの斜塔で、円形塔の低部の径は15 m、外周 48 m、高さ 55 m、推定重量 15 kt、補修後の傾きは 4 m で傾斜角度は 4度とある。 建造工事の途中から傾き始めた塔の高さは 100 m の予定を変更して 55 mで止めた。 ピサの市内には他にも傾いた塔がある。 建造物の傾斜は、基礎の地盤の硬さが土台の位置毎に異なると発生する、不等沈下である。 12世紀に設計されたピサの斜塔は南に向けて傾いている、南側の地盤が軟弱なのである。 ピサ地区の地層は基本的には沖積層で、現地の地下は表層の 10 m までは砂質のローム層でその下には厚い粘土層がある。 傾斜した塔の南側の地下では粘土層が重さの為に褶曲している。 12世紀の建築土木の技術では十分な地質調査は出来なかった訳だ。

 参考書 :
産総研  関東平野の地下深部に潜む巨大な凹み  vol 5 / 2005
応用地質(株)  それでもピサの斜塔は倒れない    幻冬舎 

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